27日

コンサートシリーズ第3章ストーリー、終了致しました。
溢れんばかりのお客様にお越し頂き、本当にありがとうございました。

今回…
有難いことでもありますが、コンサート直前に突然お客様が増え、座席が座り辛かったり、お友達と別々で座って頂くことになってしまったり、ご迷惑をおかけしてしまいました。
そして何よりも、フライヤーの時間ミスが当日発覚するという、「ありえない」「謝罪会見もの」の事態があり、遅れて来られることになってしまったお客様を少しでもお待ちするべく15分遅れてスタートしたコンサートでした。
が、なんとそれについてのアナウンスが係から無かったと本日お聞きし、それも重ねて大変申し訳ございませんでした。

今後こんなことが無いよう、反省し、そして今後の対策を深く考える機会になりました。

皆様には快くコンサートを過ごしてくださり、本当にありがとうございました。
お客様がいつも本当に優しく温かくいてくださることを、また改めて想う日にもなりました。
いつもこんなドジで抜けまくりの松本尚子を応援、サポートしてくださり、本当にありがとうございます。


さて、そんなドタバタで始まったコンサートでしたが、今回は「物語」がテーマでした。(大好きなテーマです。音楽に救われました。)

前半は、クラシカルなステージ。
クラシックを中心に、タンゴやシャンソンなども織り交ぜて、色彩の広がるピースを選びました。

子供の頃、先生に「この曲に物語を書いておいで」と宿題を出されたことを思い出しながら、演奏していました。

カッチーニのアベマリアでは、ブラボーをたくさん頂き感無量でした。
その後も掛け声や大きな拍手が胸に熱く残りました。

後半は映画音楽の世界をお届けしました。
日頃から映画音楽、基、映画が大好きです。
一人で劇場に伺っては、作品の世界に浸りきりました。

映画の物語に音楽は無くてはならない存在です。
そして今も残る名作は特に、音楽の持つ世界観が素晴らしいもので、音楽を聴くだけで映画を見たような劇的な気分に引きずり込んでくれますね。

今回は、全編トーク無しで、お届けしました。
全10曲。
特に、「慕情」はずっと演奏したいと思いつつ機会の無かった曲で、今回初めて演奏しましたが、こんな曲を書く人がいるなら、私は一生弾いていたいと思えるナンバーでした。
ニューシネマパラダイスやディズニー、ゴッドファーザーはスクリーンも使って、皆様には五感をフル活用でお過ごし頂きました。
そして、ピンクパンサーやミッションインポッシブルなど、最後はたくさん盛り上がりました。
ありがとうございました。

初めて演奏する曲が多く、またそれ以外には映像の制作や音源使用のものもあり、準備に時間をたっぷり使っていたこともあってか(実は暗譜もドキドキ。)とても思い入れの強い第三章となりました。

見届けてくださいました皆様、ありがとうございました。

感動を与えることは生半可で無いことだと、また思い知りました。
映画の凄さ、音楽の力、そして人の愛。
なんだか、一瞬で過ぎ去ってしまった一夜でした。


ありがとうございました。

残すは最終章。
続々とご予約が入っており、早々に締め切る可能性が出てきました。(より快適に音楽をお楽しみ頂きたいので、今回のことを踏まえて、定員を減らしてご案内させて頂くつもりです。何卒ご了承ください。)

何よりも正確な情報を記載致します。

■2018年12月8日(土)

最終章 Grand Finale!! グランドフィナーレ!!

【時間】開場18:30/開演19:00

【会場】walzer ワルツァ

    大阪市福島区福島7-9-17 1F

    TEL 06-6147-9120

【料金】全自由席:一般¥2,500 学生¥1,500(別途1ドリンク+ライトミール¥1,000要) 


また、めくるめく世界を作れるよう心を込めて準備します。
お楽しみに。

8日

10月を迎えました。
大事な決断は、何故かしら歩きながらすることが多い、とふと気がつきました。
今一歩勇気のいる決断は尚更のこと。

子供の頃からものすごく深く考える心配性。(ポジティブだけど。)
10代20代は好奇心や、周りの方に恵まれていたお陰でそれがカバー出来ており、むしろ、自分は頭で考えず流れに乗るタイプだとすら思っていました。
流れを作って頂ける環境の下、何の疑問もなく邁進できたと思います。

ですが、歳負う毎に隠れていたそれは私の中で確実に成長を遂げていき、机上で(PC前で?)考えだすと考え込んで怖くなり、結局は何かしら理由付けをして、現状プラス少しの努力で叶うことだけをする。
この一年ほどは、そんな「思考の癖」のままにいた気がします。

30代に入る時、こんな自分を変えたいと思ったのにも関わらず、結局は忙しさに隠れ、前に進んだように偽装する(やな言葉だ)だけで、本質から目を背けていました。

この夏にあるきっかけがあったことや、同じく夏に訪れたたくさんの災害、そして、自分の短所に向き合おうとする近しい人の姿を見て、私も長年変わらぬ自分の凝り固まった短所に向き合おうと思いました。

そしてその決断の動きが正に移動時に。
机上では絶対にできないメールを電車の移動時に打ち、降車した駅で送信。
ずっと文面だけがメモにしまわれていたメール。
これからの人生を考える30歳の一年だったと後で思うのだろうか。そう思いたいから送信したメールです。

己の敵は己にあり。

これからどうなるのか。
不思議と頭で考えていた時より不安はなく、ようやく来た旅のはじまりのような気がしています。

3日

ピアノ、ヴァイオリン、バスクラリネットと過ごす秋の夜長@サロン ドゥ アヴェンヌさん終了致しました。
お運びくださいましたお客様ありがとうございました。

お仕事で出会ったお二人、藤岡莉央さん(ピアノ)、八巻志帆さん(バスクラリネット)と3人でのコンサートは初めてでした。
莉央ちゃん、志帆さんはお二人とも本当にボーダーレスで幅広くご活躍なので、この機会を頂いてたくさん勉強させて頂きました。

前半は三人の他にもそれぞれのソロを。
志帆さんの芸術的な空間に魅了され、莉央ちゃんの軽やかで彼女らしいリズミックなピアノにキュンでした。(なにそれ。でもそうだから!)

後半はオールピアソラで。
莉央ちゃんを通じて志帆さんに出会った日、譜面も何もなく数曲音を出した中にもピアソラがあり、初めましてでも音を出してすぐ分かる「合う」の感覚で今回のステージが決まったことから。

ピアソラは不思議です。
譜面があっても「自由」。
更に、リズムがあるのに歌も景色も色も温度も全てが一緒くたに存在している不思議。
決め事や雁字搦めが苦手な私に、ピアソラはいろんな事を教えてくれ、いろんなヒントをくれます。

三人でのピアソラも、今回限りのたった一つの音楽でした。
幸せな時間になりました。
ソロステージとはまた違う、昨日だけの特別な宝物の時間でした。

ありがとうございました。