オンラインレッスン開設に向けて動いています。

久しぶりのダイアリーを更新します。

ご無沙汰しております。

少しずつコンサートは再開し、毎日ありがたくもパタパタと演奏させていただく日々を送っております。

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は、ご質問も頂いておりましたレッスンに関することを綴ります。(少し長くなります。オンラインレッスンの開設については最後に。)

 

レッスンをしていた頃の話

学生だった18歳の頃から、恐らく29歳頃まで、レッスンをしていました。

全力投球と演奏仕事との両立で、一度に持てる生徒の数は5名が限界でした。(もちろん個人レッスン。たった5名ぽっちではレッスンをしていたと言っていいのやら。)

※以下生徒″さん″敬称無しで失礼します。

 

レッスンをするのは好きでした。

 

生徒が音高や音大に合格してくれたことも少なくなく、小学生ながらコンクールで賞を取ったり、発表会では私の友人のプロピアニストに伴奏して頂き成長が見られたり、喜びがたくさんでした。

 

レッスンを全て辞めた

しかし私自身がソロの演奏活動に専念すると決めた頃、一切を辞めることにしました。

時間も体力も有限であり、また不器用でいて更に怠惰な自分は演奏以外の全てを捨ててでも、それに専念しなきゃいけないと感じた頃でした。

また、子供達の大切な成長期、クラシック専門の先生についた方が生徒のためにも良いのではないかと感じていたことも理由のひとつでした。

それ以外にも理由はありましたが、主たるはそんな感じ。

(※縁があって出会ったたった1人の生徒だけ特別に今も見ています☺︎

 

気持ちの変化

2019年にYouTubeを開始して以来、レッスンをして欲しいというご依頼をたくさん頂きつつ、それでも私は「やらない」と頑なでしたが、最近考えが少しずつ変わってきました。

 

門下生は持ちません。それは変わりません。

それがものすごくプロフェッショナルなことだと知っています。

先生達はすごいです。

有限である時間の中で、無限の労力を注ぎ込みます。犠牲の精神がある崇高な職業です。

 

私の師匠がまさにそうでした。

 

私は何より演奏が好きで、先生のプロではないし、なれないし、なるつもりもない。

けれど、同じ演奏者として、演奏家としての「ポイントアドバイス」ならできるかも。

 

今のレッスンにプラスアルファなにか欲しい。

クラシックの先生には習えないアドリブのこと。

「上手そう」に弾くコツ。

舞台上での魅せ方。

緊張メカニズム。

先生ではない、私だからこそお伝えできること。

門下生じゃないからこそ、フランクにライトに伝えられることがあるのかも。

 

そう考え始めたのはYouTubeや配信ライブで、ご質問をチラホラ頂いたり、レッスンして欲しいというメッセージを頂いたりしたのがきっかけです。

 

オンラインレッスンの開設に向けて

そしてこの夏、空いた時間を利用して、オンラインレッスンの開設に向けて、システムをああでもないこうでもないと、少しずつ構築していきました。

 

ようやく、これからたった1人の生徒に手伝ってもらってテストを始めます。

オンラインレッスンが始められるのも、他でもない生徒の協力があってです。

前述した特別に見ているたった1人の生徒は、コンサートのお手伝いもしてくれる大学生です。

出会った頃は中学生でした。

縁があり、今に繋がっていますが、私の門下生が今彼女1人なのは、彼女のヴァイオリンだけを見ているつもりじゃないからです。

もちろんヴァイオリンを通して生まれた縁ですし、私は彼女のヴァイオリンの先生なんだけど、それを通して彼女の成長と人生になんとなく薄らでも関わっていたいなぁと思うのです。

優しく協調性があり決して外面で自己主張が強くないのに、それでいて芯がしっかりあり好奇心旺盛。愛情深いご両親の下のびのびと素直にまっすぐ育てられているのだなぁと感じるのも気持ちが良いし、私自身も、もし子育てをするようなことがあるなら、こんな風に育って欲しいなぁと見ていて思うのです。

 

話がそれました。

 

おそらく初冬にはスタート・・・?

そんなことで、生徒のテストを掻い潜りましたら、松本尚子のワンポイントレッスン(オンライン)がスタートします。

 

季節が変わるまでにはスタートできるのではないかと思っています。

それにむけてあと少し。仕事の合間に進めていたので、なかなか歩みが遅いですが、がんばります。

 

今しばらくお待ちください。

 

今日は今後始まる予定の一つ、そんなお話でした。