24日

寒くなってきましたね。
外はもう冬です。

最近、読む本が変わってきました。
昨年までは小説ばかり読んでいたのに、ここのところガラッと毛色が変わりました。
きっと一年前には手に取らなかったような本たちが目に留まり、手に取りました。
どんな本かは伏せます。(どんな本を読んでいるかで何を考えてるか分かると思っているくらい、本はその人の状態を表していると思っています。)

本の良いところは、誰かの頭の中を覗き見できる点。
自分の頭の中も上手く説明できない不器用トークな私にはそこが魅力。

この季節は仕事でキリキリ舞いになってしまいますが、移動中に本を読んでいるだけで何だかちょっとホッとします。
さて、先日はあることをするためにwalzerさんに参りました。

何年も前、たまたま通りかかったwalzerさんの店内にグランドピアノが見えて、思わず入ったのが昨日のことのよう。まさかこんなにお世話になるなんてあの頃は想像もしなかった。
色んな意味で私にとって“合う”場所です。
今回もたくさんお世話になりました。

シリーズ最終章にむけての創造も膨らむ時間でした。
この場所で最終章ができることが嬉しいです。

10日

いつの間にか11月。

 

今月は兼ねてより楽しみにしていたことがありました。
まずはピアニスト徳山美佳さんのリサイタル。
高校時代の友人で日頃は仕事仲間でもある彼女なので、この日を大切に思う姿も見ていました。
数ヶ月前にゲストでの出演を依頼してくれ、その内容が“dolphin”だったこともとても嬉しく楽しみにしていました。
dolphinは、「クラシックを飛び出したい」とがむしゃらに(文字通り。)活動していた頃、美佳ちゃんが作曲し、私が少しヴァイオリンアレンジを加え一緒に試行錯誤した一曲。
その後二人それぞれ何となく道筋が別れたり、一緒になるのもお仕事がほとんどとなり、この曲を演奏することが無くなりました。
久々に大海原を自由に泳ぐdolphinが感じられて、同時にあの頃の自分たちを思い出して「きゅん」となる時間でした。
それにしても、ピアニストは凄いですね。
ヴァイオリンだと敢えて「無伴奏」なんて言葉があるのが証拠。ほとんどの舞台には伴奏が必要になります。
ピアニストはたった一人でステージを作り、たった一人でたくさんの人を感動させる。
当たり前の事だけれど、改めて凄い事だと思わされました。
素晴らしいコンサートに関わらせて頂けてとっても嬉しい日になりました。
ありがとうございました。

 

そして、週末は鳥取に参りました。

いつもお世話になっている作編曲家の山下さんにお声がけ頂いた現場。
昨年もお邪魔しましたが、メンバーが大々先輩ばかりの素晴らしいステージ。そんな中にピアノとヴァイオリンの曲もさせて頂き恐縮しながら。(恐縮してるやつの顔じゃない写真だけど。)
私は慣れないジャンルでもあり分からない事だらけですが、先輩方が今年も何から何まで優しく教えてくださり、皆様のお人柄に助けられて、楽しく演奏を終えることが出来ました。

そしてそして…

鳥取県と言えば、漫画家の青山剛昌先生の故郷です。
昨年はとんぼ返りでお仕事だったため泣く泣く諦めた剛昌先生巡りを今年こそは!と、翌日朝から山下さんにワガママをお願いし、お巡りに付き合って頂きました。
午後には大阪へ戻る必要があった為、鳥取砂丘コナン空港と青山剛昌ふるさと館を大急ぎで参りました。
鳥取砂丘コナン空港には、たくさん写真スポットがあったり、
空港内の至る所にキャラクターが隠れていたり、
漫画に登場する喫茶ポアロが再現されていたりと、終始大興奮の松本でした。
そしてふるさと館では、名物とも言える阿笠博士のビートルが博士入りでドーンと建物の正面に待ち構えており、
裏表紙の一部になれたりしました。

いつも漫画家さんの展示会や記念館に行くと何より好きなのが「原画」と「作業スペース再現コーナー」です。

原画は写真をとってはおりませんが、この目にしかと焼き付けました。
コミックではいつも待ってましたと一気に読みきってしまうので、気付かないことすらあってしまう細部の描写も、原画だとよく見えたりして、漫画家さんの表現が更にアーティスティックに感じられて惹きつけられます。
剛昌先生が子供の頃に描かれた漫画も展示されていて、子供の頃から温めて夢見た才能を開花させ世の中に感動を与えてらっしゃるという事を感じてじーんとしました。

 

幸せな鳥取早足旅でした。

出会った皆様ありがとうございました。